イデベノン(Idebenone)は、武田薬品工業がアルツハイマー型認知症や他の認識障害の治療薬として開発してかつて販売していた医薬品である。旧商品名アバン。1998年5月、薬効の結果を受けて承認取り消しとなったが、に対して有効である可能性があり、臨床再開発が一部で進められている。2015年4月、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの進行抑制についての研究がLancet 誌に発表された。 化学的には、イデベノンはキノンに属する。コエンザイムQ10(CoQ10)の類縁体である。