アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク(The Art Students League of New York)は、1875年に設立されたニューヨーク市マンハッタン区の西57丁目にある美術学校。単に、アート・スチューデンツ・リーグ、もしくは、リーグと呼ばれる。 リーグは、アマチュアからプロのアーティストまで幅広く受け入れることで知られ、140年以上にわたって、全ての社会的階級の学生に対応するため、柔軟なスケジュールと手頃な価格帯の授業を提供するという伝統を保持している。アーティストがフルタイムで勉強しても、いかなる学位もなく、この型にはまらないスタイルがリーグの特徴でもある。19世紀から現在に至るまで、その生徒と教師の中には数多くの重要なアーティストが在籍し、芸術界において影響力ある芸術学校となり、芸術運動の一因となった。 リーグは学生と教師陣の重要な作品を永久コレクションし、LINEAという芸術季刊誌を出版している。この雑誌名は、古代ローマの歴史家大プリニウスの記録にあるギリシアの有名な画家アペレスのものとされる言葉「Nulla Dies Sine Linea」、即ち「線を引かぬ日はなし」からの引用で、リーグのモットーでもある。