アンリ・ダルモン(Henri Rene Darmon、1965年10月22日-)は、数論が専門のフランス系カナダ人の数学者である。ヒルベルトの第12問題とバーチ・スウィンナートン=ダイアー予想の関係を研究している。現在はマギル大学の数学の教授を務めている。 1987年にマギル大学で学士号、1991年にハーバード大学のの下で博士号を取得した。1991年から1996年まで、プリンストン大学に勤めていた。1994年からマギル大学の教授となった。 2003年にカナダ王立協会会員に選ばれ、2008年、カナダ王立協会のジョン・L・シング賞を受賞した。2017年には「楕円曲線とモジュラー形式に対する貢献」によりアメリカ数学会のコール賞数論部門を受賞した。また同年には、数理科学分野での顕著な業績に対しても受賞した。