アンビデント(Ambident )な化学種とは、化学結合を形成しうる2種類以上の原子を構造中に有するものをいう。配位子、求核剤、求電子剤などに対して用いる。両座あるいは両性という訳語がしばしば用いられる。 対象が求核剤や求電子剤の場合は、反応性を有する2種類の原子間が共役系を有している場合に主に使われる。共役していない場合は単に2官能性という。