アンティロコス(古希: Ἀντίλοχος, Antilochos、英語: Antilochus)は、ギリシア神話の人物である。ピュロスの王ネストールの子で、ペルセウス、ストラティオス、アレートス、エケプローン、ペイシストラトス、トラシュメーデース、ペイシディケー、ポリュカステーと兄弟。パイオーンの父。 ヘレネーの求婚者の1人であり、トロイア戦争におけるギリシア軍の武将の1人である。アンティロコスは俊足の優れた戦士で、パトロクロスに次ぐアキレウスのお気に入りだった。アンティロコスがエーオースの子(メムノーン)に討たれたことはすでに『オデュッセイアー』で述べられ、ピンダロスは彼の死を称えている。またアンティロコスはアイスキュロスの散逸した悲劇『』の登場人物であった。