『アルコレ橋のボナパルト』(仏: Bonaparte au pont d'Arcole, 英: Bonaparte at the Pont d'Arcole)は、フランス新古典主義の画家アントワーヌ=ジャン・グロが1796年に制作した絵画である。油彩。アルコレの戦いでオーストリア軍を破り、フランス軍を勝利に導いた若き英雄ナポレオン・ボナパルトを描いた本作品は、ナポレオン時代の到来を告げる最初の重要作品であり、1801年のサロンに『レフカス島のサッフォー』(Sapho à Leucate)とともに出品され、その姿を広く知らしめた。 現在はヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されているほか、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、のナポレオン美術館に複製画が所蔵されている。またルーヴル美術館に油彩画習作が所蔵されている。