アズダルコ (Azhdarcho) は後期白亜紀のBissekty 累層(中部チューロニアン:9200万年前、ウズベキスタン)と、Zhirkindek 累層(カザフスタン)から発見されているアズダルコ科の翼竜の属。非常に伸張した頸椎を含む部分的な骨格から知られるが、この伸張した頸椎によってケツァルコアトルスなど多くの巨大翼竜を含むアズダルコ科の一員であることが特徴づけられている。Azhdarchoという属名はイラン神話に登場する竜型の怪物アジ・ダハーカを表すペルシア語 "azhdar" (اژدر) から取られている。模式種はAzhdarcho lancicollis。種小名lancicollis はラテン語の "lancea"「槍」、"collum"「首」に由来する。