『さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿』(さよならドビュッシープレリュード ようかいごたんていのじけんぼ)は、中山七里による日本の推理小説の連作短編集。2011年に単行本が『要介護探偵の事件簿』というタイトルで刊行。2012年に現タイトルに改題・修正加筆されて文庫化された。 ピアニスト・岬洋介を探偵役とする『さよならドビュッシー』のエピソード・ゼロとなる短編集で、その前日談が集められており、いずれも『さよならドビュッシー』で命を落としてしまう香月玄太郎と、その介護士である綴喜みち子がメインとして登場する。最後に収録されている短編「要介護探偵の冒険」のラストは『さよならドビュッシー』で火事が起こる数時間前の出来事であり、主人公となる岬洋介が唯一登場する。