ぎょしゃ座AB星bとは、若いハービッグAe/Be型星であるぎょしゃ座AB星の原始惑星系円盤内に存在する直接画像化された原始惑星である。この惑星系は地球から約508光年離れている。ぎょしゃ座AB星bは、主星から約93天文単位離れた位置を公転していると予測されている。ぎょしゃ座AB星bは、未だ惑星が形成される材料となるガスと塵の中に存在している、最初に確認された直接画像化された太陽系外惑星である。それはまた、原始惑星系円盤の不安定性による巨大ガス惑星の形成の証拠が発見される可能性がある。