YH事件(YHじけん、朝: YH 사건)は、1979年8月、第4共和国当時の韓国における最大野党である新民党本部党舎(所在地はソウル特別市麻浦区)に会社運営正常化と労働者としての権利保障を求めて籠城したYH貿易女子工員百数十名を警察が強制排除した事件である。後の金泳三(新民党)総裁議員職除名波動や釜馬民衆抗争へと連なり、維新体制が崩壊した10.26事態(朴正煕暗殺事件)へのきっかけともなった事件であった。