NGC 4151は、りょうけん座の領域にあり、地球から6200万光年離れた位置にある中間渦巻銀河である。1787年3月17日にウィリアム・ハーシェルによって発見された。この銀河は、1943年にカール・セイファートが著し、「セイファート銀河」という言葉が生まれる元となった論文に書かれた2つの銀河のうちの1つで、活動的な超大質量ブラックホールを持つ銀河の中で最も近いものの1つである。中心の超大質量ブラックホールは、4000万太陽質量と1000万太陽質量の2つのブラックホールが15.8年おきに互いに周回していると推測されている。 その見かけから、NGC 4151のことを「Eye of Sauron」というニックネームで呼ぶ天文学者もいる。