SXシリーズは、日本電気 (NEC) が開発・提供しているスーパーコンピュータのシリーズで、主戦力級のベクトル型スーパーコンピュータとして、世界で唯一生き残っているシリーズである。2019年現在の最新モデルはSX-Aurora TSUBASA(続き番号としてはSX-11に相当)である。 1983年にSX-2と下位モデルのSX-1を発表、1985年に出荷したのがシリーズのはじまりである。さらに廉価版のSX-0もラインナップされた。その後は主力機の新世代ごとに、末尾の数字を1つずつ増やしていた。サフィックスの数字や英字は、サブモデルや改良版(SX-2A、SX-3Rなど)やサーバモデル(SX-4B、SX-5S)や小型モデル(SX-6i、SX-8i)等を示す。 TOP500首位で話題となった地球シミュレータの初代システムは本シリーズのSX-5、2代目システムはSX-9/E、3代目はSX-ACE、4代目の現行機はSX-Aurora TSUBASAがベースである。