C-ペプチド(英: C-peptide, connecting peptide)は、分子内でインスリンのA鎖とB鎖を連結している31アミノ酸のポリペプチドである。血清中のC-ペプチドの測定は、糖尿病や低血糖症の診断の際に、類似した臨床像を有する他の疾患との鑑別に利用される場合がある。 インスリン合成経路では、まず膵臓のβ細胞でA鎖、Cペプチド、B鎖、シグナルペプチドを含むが小胞体へ移行する。シグナルペプチドはによってN末端から除去され、プロインスリンが形成される。ゴルジ体でプロインスリンが小胞(β顆粒)へ詰め込まれた後にCペプチドは除去され、ジスルフィド結合によって連結されたA鎖とB鎖からなるインスリン分子が形成される。