3増し符号(さんましふごう、excess-three code、excess-3、XS-3、3増しコード)は、二進化十進表現 (BCD) の一種で、十進の各桁を、以下のようにその値に3を足した4ビットの2進で表現する方法をいう。 例えば、 123410 = 0100010101100111excess-3 である。ここで 10 は十進数を、excess-3 は3増し符号を示す。 通常のBCDに対する3増し符号の利点は次のとおりである。 * ビットを反転させるだけで十進数の減基数の補数(9の補数)が得られるため、減算に便利である。 * 最上位ビット (MSB) が410以下で0、510以上で1となるので、四捨五入に便利である。 * すべてのビットが同時に0になることがないので、断線などによる信号途絶との区別に利用できる。 3増し符号は、ENIAC・UNIVAC Iなど最初期の計算機で内部表現に採用されたが、最近はあまり使われていない。

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  • 3増し符号(さんましふごう、excess-three code、excess-3、XS-3、3増しコード)は、二進化十進表現 (BCD) の一種で、十進の各桁を、以下のようにその値に3を足した4ビットの2進で表現する方法をいう。 例えば、 123410 = 0100010101100111excess-3 である。ここで 10 は十進数を、excess-3 は3増し符号を示す。 通常のBCDに対する3増し符号の利点は次のとおりである。 * ビットを反転させるだけで十進数の減基数の補数(9の補数)が得られるため、減算に便利である。 * 最上位ビット (MSB) が410以下で0、510以上で1となるので、四捨五入に便利である。 * すべてのビットが同時に0になることがないので、断線などによる信号途絶との区別に利用できる。 3増し符号は、ENIAC・UNIVAC Iなど最初期の計算機で内部表現に採用されたが、最近はあまり使われていない。 (ja)
  • 3増し符号(さんましふごう、excess-three code、excess-3、XS-3、3増しコード)は、二進化十進表現 (BCD) の一種で、十進の各桁を、以下のようにその値に3を足した4ビットの2進で表現する方法をいう。 例えば、 123410 = 0100010101100111excess-3 である。ここで 10 は十進数を、excess-3 は3増し符号を示す。 通常のBCDに対する3増し符号の利点は次のとおりである。 * ビットを反転させるだけで十進数の減基数の補数(9の補数)が得られるため、減算に便利である。 * 最上位ビット (MSB) が410以下で0、510以上で1となるので、四捨五入に便利である。 * すべてのビットが同時に0になることがないので、断線などによる信号途絶との区別に利用できる。 3増し符号は、ENIAC・UNIVAC Iなど最初期の計算機で内部表現に採用されたが、最近はあまり使われていない。 (ja)
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  • 3増し符号 (ja)
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