2015年のロードレース世界選手権は、FIMロードレース世界選手権の第67回大会となる。2年連続でタイトルを獲得したマルク・マルケスがディフェンディングチャンピオンとしてシーズンに臨んだ。 10回目のタイトル獲得を狙うバレンティーノ・ロッシがシーズンを通してチャンピオンシップ争いをリードしたが、最終的にはヤマハ・モーター・レーシングのチームメイト、ホルヘ・ロレンソに逆転された。ロレンソはMotoGPクラスで3度目、下位カテゴリーも加えると5度目のタイトル獲得となった。 ランキング3位にはシーズン5勝を挙げたマルケスが入った。勝利数ではロッシを上回ったものの、6度のリタイアがヤマハの両ライダーとのタイトル争いから脱落させた。この他に勝利を挙げたライダーはマルケスのチームメイト、ダニ・ペドロサであった。ペドロサは腕上がりの手術のため序盤3戦を欠場し。復帰後は第7戦のカタルーニャGPでシーズン初の表彰台を獲得、シーズン終盤に2勝をあげた。