2010年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第106回ワールドシリーズ(英語: 106th World Series)は、10月27日から11月1日にかけて計5試合が開催された。その結果、サンフランシスコ・ジャイアンツ(ナショナルリーグ)がテキサス・レンジャーズ(アメリカンリーグ)を4勝1敗で下し、56年ぶり6回目の優勝を果たした。 ジャイアンツは、前回優勝の1954年当時はまだニューヨーク州ニューヨークを本拠地にしていたため、現在のカリフォルニア州サンフランシスコに移転してからは、これが53年目での初優勝となった。レンジャーズは、球団創設50年目で初のシリーズ進出だったが、優勝には届かなかった。シリーズMVPには、第2戦と第5戦で先制・決勝の本塁打を放つなど、5試合で打率.412・2本塁打・6打点・OPS 1.209という成績を残したジャイアンツのエドガー・レンテリアが選出された。