2000年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月3日に開幕した。ナショナルリーグの第31回リーグチャンピオンシップシリーズ(31st National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、11日から16日にかけて計5試合が開催された。その結果、ニューヨーク・メッツ(東地区)がセントルイス・カージナルス(中地区)を4勝1敗で下し、14年ぶり4回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。 カージナルスが地区シリーズでアトランタ・ブレーブスに勝利したため、1990年以来10年ぶりに、ブレーブスが出場しないナショナルリーグ優勝決定戦となった。メッツとカージナルスがポストシーズンで対戦するのはこれが初めて。この年のレギュラーシーズンでは両球団は9試合対戦し、メッツが6勝3敗と勝ち越していた。シリーズMVPには、優勝を決めた第5戦で完封勝利を挙げるなど、2試合16.0イニングで2勝0敗・防御率0.00という成績を残したメッツのマイク・ハンプトンが選出された。しかしメッツは、ワールドシリーズではアメリカンリーグ王者ニューヨーク・ヤンキースに1勝4敗で敗れ、14年ぶり3度目の優勝を逃した。