1984年欧州議会議員選挙(1984ねんおうしゅうぎかいぎいんせんきょ)は、当時の欧州共同体加盟10か国で行われた、欧州議会の議員を選出する選挙。なお、1981年にギリシャが、1987年にスペインとポルトガルがそれぞれ欧州諸共同体に加盟しており、加盟10か国体制のもとで10か国が同時に選挙を行ったのは今回限りである。 この選挙の結果、中道左派系と右派系が極左系と中道右派系に勝利した。社会主義系各派は結束して議会における最大会派を形成し、また小規模グループの中でも極右系による会派や、グリーン・ポリティクス系とリージョナリズム系のグループによる「レインボー」と呼ばれる会派が形成されていった。