1981年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月6日に開幕した。アメリカンリーグの第13回リーグチャンピオンシップシリーズ(13th American League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、13日から15日にかけて計3試合が開催された。その結果、ニューヨーク・ヤンキース(東地区)がオークランド・アスレチックス(西地区)を3勝0敗で下し、3年ぶり33回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。 この年は、選手会が6月12日から7月31日にかけてストライキを実施したため、レギュラーシーズンがスト前・スト後の2シーズン制となり、東西両地区で前期・後期優勝球団による年間王者決定戦(地区シリーズ)が組まれた。年間成績ではアスレチックスが西地区1位だったのに対し、ヤンキースは東地区4位と例年であればポストシーズン出場を逃す順位だが、前期を制していたため地区シリーズに進出し、そこからリーグ優勝決定戦出場権を得た。