野戦鉄道提理部(やせんてつどうていりぶ)は、日露戦争戦中から戦後にかけて満州で鉄道を運営していた組織。大日本帝国陸軍の一部署。 日露戦争中の1904年に設置され、戦中はロシア側より接収した東清鉄道を改修して野戦鉄道に転用、軍事輸送に従事した。戦争終結後はポーツマス条約によってロシア側から譲渡された東清鉄道南部線(のちの南満州鉄道連京線)や陸軍の敷設した安奉軽便線(のちの南満州鉄道安奉線)・新奉線(のちの満州国有鉄道奉山線の一部)の営業を行い、1907年に南満州鉄道に業務移譲されるまでの4年間存続した。