『英和対訳袖珍辞書』(えいわたいやくしゅうちんじしょ、欧文名: A Pocket Dictionary of the English and Japanese Language)は、堀達之助が編纂した日本初の本格的刊本英和辞典。953ページよりなる。1862年(文久2年)出版で、刊行部数は約200部。「袖珍」というのは、「袖に入れて携帯するのに便利である」という意味で、"pocket"に対応した語である。その形状から「枕辞書」とも呼ばれて珍重された。 開国にともない、英語教育の需要が高まっていたが、すでに編纂されていた『諳厄利亜語林大成』に不十分な点が多かったことから、堀を筆頭に西周、千村五郎、竹原勇四郎、箕作麟祥などが編纂に参加し、本書が完成した。 H. Picardの著した"A New Dictionary of the English and Dutch Languages"のオランダ語部分を和訳する方法によって編纂が進められた。

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  • 『英和対訳袖珍辞書』(えいわたいやくしゅうちんじしょ、欧文名: A Pocket Dictionary of the English and Japanese Language)は、堀達之助が編纂した日本初の本格的刊本英和辞典。953ページよりなる。1862年(文久2年)出版で、刊行部数は約200部。「袖珍」というのは、「袖に入れて携帯するのに便利である」という意味で、"pocket"に対応した語である。その形状から「枕辞書」とも呼ばれて珍重された。 開国にともない、英語教育の需要が高まっていたが、すでに編纂されていた『諳厄利亜語林大成』に不十分な点が多かったことから、堀を筆頭に西周、千村五郎、竹原勇四郎、箕作麟祥などが編纂に参加し、本書が完成した。 H. Picardの著した"A New Dictionary of the English and Dutch Languages"のオランダ語部分を和訳する方法によって編纂が進められた。 (ja)
  • 『英和対訳袖珍辞書』(えいわたいやくしゅうちんじしょ、欧文名: A Pocket Dictionary of the English and Japanese Language)は、堀達之助が編纂した日本初の本格的刊本英和辞典。953ページよりなる。1862年(文久2年)出版で、刊行部数は約200部。「袖珍」というのは、「袖に入れて携帯するのに便利である」という意味で、"pocket"に対応した語である。その形状から「枕辞書」とも呼ばれて珍重された。 開国にともない、英語教育の需要が高まっていたが、すでに編纂されていた『諳厄利亜語林大成』に不十分な点が多かったことから、堀を筆頭に西周、千村五郎、竹原勇四郎、箕作麟祥などが編纂に参加し、本書が完成した。 H. Picardの著した"A New Dictionary of the English and Dutch Languages"のオランダ語部分を和訳する方法によって編纂が進められた。 (ja)
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  • 英和対訳袖珍辞書 (ja)
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