『真珠と波』(しんじゅとなみ、仏: La Vague et la Perle, 英: The Pearl and the Wave)は、フランスの画家ポール・ボードリーの1862年の絵画である。油彩。 1863年のサロンに出品された本作品はアレクサンドル・カバネルの『ヴィーナスの誕生』、アモリー=デュヴァルの『ヴィーナスの誕生』とともに批評家の人気を3分した。この年のサロンは3作品以外にも多くのヴィーナスの絵画が出品されたためテオフィール・ゴーティエが《ヴィーナスのサロン》と呼んだだけでなく、サロンにおける3作品の人気ぶりを風刺したの戯画が『』紙上に掲載されたほどであった。現在はマドリードのプラド美術館に所蔵されている。