『甲州日記』(こうしゅうにっき)は、歌川広重の旅日記。天保12年(1841年)に甲府城下町における甲府道祖神祭りの幕絵製作のため甲斐国を訪れた際の旅日記。表題(内題)が「天保十二丑とし卯月、日々の記、一立斎」(以下「日々の記」)と記された前半部と、「旅中 心おほへ(心覚え)」(以下「心おほへ」)と記された後半部の二部から成り、「日々の記」は『甲府行日記』、「心おほへ」は『甲州日記写生帳』とも呼ばれる。 明治期に翻刻され内容は知られていたが、原本は前半部が1923年(大正12年)の関東大震災により焼失した。後半部の『甲州日記写生帳』が現存しており、2006年に市川信也により発見された。広重の甲州日記では旅中の風景や甲府滞在、甲府城下における幕絵制作や歓待の様子が記されており、文章やスケッチなど広重の筆跡がわかる資料としても注目されている。

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  • 『甲州日記』(こうしゅうにっき)は、歌川広重の旅日記。天保12年(1841年)に甲府城下町における甲府道祖神祭りの幕絵製作のため甲斐国を訪れた際の旅日記。表題(内題)が「天保十二丑とし卯月、日々の記、一立斎」(以下「日々の記」)と記された前半部と、「旅中 心おほへ(心覚え)」(以下「心おほへ」)と記された後半部の二部から成り、「日々の記」は『甲府行日記』、「心おほへ」は『甲州日記写生帳』とも呼ばれる。 明治期に翻刻され内容は知られていたが、原本は前半部が1923年(大正12年)の関東大震災により焼失した。後半部の『甲州日記写生帳』が現存しており、2006年に市川信也により発見された。広重の甲州日記では旅中の風景や甲府滞在、甲府城下における幕絵制作や歓待の様子が記されており、文章やスケッチなど広重の筆跡がわかる資料としても注目されている。 (ja)
  • 『甲州日記』(こうしゅうにっき)は、歌川広重の旅日記。天保12年(1841年)に甲府城下町における甲府道祖神祭りの幕絵製作のため甲斐国を訪れた際の旅日記。表題(内題)が「天保十二丑とし卯月、日々の記、一立斎」(以下「日々の記」)と記された前半部と、「旅中 心おほへ(心覚え)」(以下「心おほへ」)と記された後半部の二部から成り、「日々の記」は『甲府行日記』、「心おほへ」は『甲州日記写生帳』とも呼ばれる。 明治期に翻刻され内容は知られていたが、原本は前半部が1923年(大正12年)の関東大震災により焼失した。後半部の『甲州日記写生帳』が現存しており、2006年に市川信也により発見された。広重の甲州日記では旅中の風景や甲府滞在、甲府城下における幕絵制作や歓待の様子が記されており、文章やスケッチなど広重の筆跡がわかる資料としても注目されている。 (ja)
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  • 『甲州日記』(こうしゅうにっき)は、歌川広重の旅日記。天保12年(1841年)に甲府城下町における甲府道祖神祭りの幕絵製作のため甲斐国を訪れた際の旅日記。表題(内題)が「天保十二丑とし卯月、日々の記、一立斎」(以下「日々の記」)と記された前半部と、「旅中 心おほへ(心覚え)」(以下「心おほへ」)と記された後半部の二部から成り、「日々の記」は『甲府行日記』、「心おほへ」は『甲州日記写生帳』とも呼ばれる。 明治期に翻刻され内容は知られていたが、原本は前半部が1923年(大正12年)の関東大震災により焼失した。後半部の『甲州日記写生帳』が現存しており、2006年に市川信也により発見された。広重の甲州日記では旅中の風景や甲府滞在、甲府城下における幕絵制作や歓待の様子が記されており、文章やスケッチなど広重の筆跡がわかる資料としても注目されている。 (ja)
  • 『甲州日記』(こうしゅうにっき)は、歌川広重の旅日記。天保12年(1841年)に甲府城下町における甲府道祖神祭りの幕絵製作のため甲斐国を訪れた際の旅日記。表題(内題)が「天保十二丑とし卯月、日々の記、一立斎」(以下「日々の記」)と記された前半部と、「旅中 心おほへ(心覚え)」(以下「心おほへ」)と記された後半部の二部から成り、「日々の記」は『甲府行日記』、「心おほへ」は『甲州日記写生帳』とも呼ばれる。 明治期に翻刻され内容は知られていたが、原本は前半部が1923年(大正12年)の関東大震災により焼失した。後半部の『甲州日記写生帳』が現存しており、2006年に市川信也により発見された。広重の甲州日記では旅中の風景や甲府滞在、甲府城下における幕絵制作や歓待の様子が記されており、文章やスケッチなど広重の筆跡がわかる資料としても注目されている。 (ja)
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  • 甲州日記 (ja)
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