民族識別工作とは、中国の国民を構成する諸集団が、いかなる民族に帰属するかを法的に確定させる行政手続きである。清代から民国期にかけて伝統的に漢・満・回・蔵・蒙の「五族」とされてきた民族の数は、1950年代以降のこの工作により、56にまで細分化された。