『武州伝来記』(ぶしゅうでんらいき)は、福岡藩黒田家中に伝わった二天一流兵法第5代目の立花峯均(丹治峯均)が、享保12年(1727年)に隠棲地の潜龍屈において著した開祖新免武蔵(宮本武蔵)の伝記。 ただし、武蔵の伝記を「兵法太祖武州玄信公傳来」としてまとめた後に「追記」として二祖寺尾孫之允、三祖柴任三左衛門、四祖の3人の先師略伝と「自記」として5代丹治峯均の自伝を合わせて一書としており、開祖武蔵より自分に至る流儀の正統を伝えた伝記ということもできる。