呉成崙(日本語読み;ご せいろん、朝鮮語読み;オ・ソンリュン、1898年 - 1947年)は、朝鮮人の共産主義者で、朝鮮独立運動に加わったが、日中戦争中に投降して転向した。『アリランの歌』では、主人公で共著者、キム・サンの親友として登場する人物である。 初め義烈団に属して上海で田中義一狙撃事件の犯人の1人となり、捕まったが脱獄。後にソ連を訪れて共産党に入党して各地で活動し、東北抗日聯軍の軍需処長を務めて金日成の上官だった。ところが、最終的には満州国に帰順して日本に協力したため、戦後に八路軍に捕らわれて、抑留中に病死した。 全光、威声、呉東実、鳳煥、呉震など多数の別名・変名を使用した。