南満洲(みなみまんしゅう)は、広く現在のロシア極東部も含む満洲の南部で、かつて満洲国があった地域(現在の中国東北部)を指す地域呼称である。内満洲(うちまんしゅう)ともいう。「南満洲」という語は、文脈によっては内満洲の南部(ポーツマス条約により日本の勢力圏となった地域)を指す場合もある。 「南満洲」と言う地名を冠した企業としては南満洲鉄道が有名であるが、これは1905年のポーツマス条約の結果ロシア帝国から譲渡された東清鉄道は全体でなく、長春 - 大連間の南満洲支線のみの鉄道施設・付属地であったためである。