兌換マルク(だかんマルク、Konvertibilna Marka)は、ボスニア・ヘルツェゴビナの通貨。コンヴェルティビルナ・マルカとも呼ばれ、KM(ラテン文字)またはКМ(キリル文字)と省略される(ボスニア・ヘルツェゴビナの公用語にはラテン文字を使う言語とキリル文字を使う言語とがある)。ISO 4217の通貨コードはBAMである。 補助通貨単位は、本来はドイツマルクの補助通貨ペニヒ (Pfennig) から来たペニーグ (pfenig/пфениг) だが、呼称以外は同じフェニング (fening/фенинг) と併用もしくは切り替わりつつある。複数形はそれぞれ、ペニーガ (pfeniga/пфенига) とフェニンガ (feninga/фенинга)。1兌換マルクは100ペニーガあるいは100フェニンガである。 名前は、2002年までドイツマルクと1:1で交換可能であったことからついた。したがって、ユーロや他のユーロ導入予定国通貨とのレートも固定だった。現在もユーロとは固定でレートの変更もなく、かつてのドイツマルクとユーロのレートと同じ「1兌換マルク = 0.51129ユーロ」である。