『人国記』(じんこくき)は、日本各地の国(令制国)ごとに、その地域の人々の風俗、特に武士の気風について述べた、室町時代末期に成立したと考えられている書籍で、地誌のひとつとされる。 『人国記』には、特定の個人を紹介するような記述はない。しかし、近代以降、著名人の紹介記事を、出身地である都道府県ごとにまとめたものを「人国記」と称する例が見られる。