不活性電子対効果(ふかっせいでんしついこうか、inert-pair effect)とは、広義には第四周期以降の、狭義には第六周期の第13族元素~第17族元素において原子価殻のs軌道にある電子が化学的に不活性に見える現象を指す。この言葉は1927年にネヴィル・ヴィンセント・シドウィックによってはじめて用いられた。