上村合戦(かんむらがっせん)とは、元亀元年(1570年)12月、甲斐と信濃を地盤とする武田氏の軍勢が、徳川氏の本拠地である三河を攻める目的で進軍している途中で、東美濃の恵那郡上村(現在の岐阜県恵那市上矢作町)へ侵入した際に遠山氏と徳川氏の連合軍と衝突した合戦。武田氏方が勝利した。しかしその後織田信長から派遣された(三宅長閑斎)の軍勢と小田子村で戦った結果、武田勢は信濃の伊那郡へ撤退した。