パレオカリヌス(Palaeocharinus)は、約4億年前のデボン紀に生息したワレイタムシ類の一属。丈夫な体型と正面に2列の棘をもつ、スコットランドの堆積累層「Rhynie chert」で見つかった複数の種が知られている。保存状態が例外的に良好な化石により多くの研究をなされ、ワレイタムシ類の形態学・生態学・分類学に重要な情報を与えた有名な属である。