サーマッラーの大モスク(アラビア語: جَامِع سَامَرَّاء ٱلْكَبِيْر; ローマ字: Jāmiʿ Sāmarrāʾ Al-Kabīr)は、イラクのサーマッラーにあるモスク。アッバース朝の10代目カリフであるムタワッキルによって建設された。1278年にフレグ率いるモンゴル軍に破壊され外壁とミナレットを残すのみとなったが、今日に残る世界中のモスクで最も大きな面積を持つ。また、このモスクは2007年にUNESCOによって世界遺産に登録された「都市遺跡サーマッラー」に含まれている。ムタワッキルのモスクとも呼ばれる。