サザン鉄道リーダー級蒸気機関車(Leader class)は、革新的技師(Oliver Bulleid) が設計した車軸配置0-6-6-0の実験的関節式蒸気機関車である。設計意図は蒸気運転にともなう短所の多くを取り除くことで、イギリスにおける蒸気列車運行の延命を図ることにあった。 この機関車は新規かつ経験のない特徴を複数有していたが、その革新的特徴が同時に計画中止の理由ともなった。完成した1両の他に、製造中断した2両が存在した。完成した機関車はブライトン付近の旧サザン鉄道路線で試用された。この試験運用に関する報告書により計画は中止され、1951年までに全車が解体処分された。