アメリカ (USS America, CVA/CV-66) は、アメリカ海軍のキティホーク級航空母艦(改フォレスタル級)の3番艦。その名を付けた艦艇としては3隻目。1965年に就役し、経歴の大半は大西洋と地中海で積み重ねられたが、ベトナム戦争時には太平洋に三度展開した。湾岸戦争では砂漠の盾作戦、砂漠の嵐作戦に参加している。1995年9月の最終航海では通常6日をかけて行われる大西洋横断を、3つのハリケーンといくつかの熱帯暴風雨を回避するため3日間で行い、ボスニア・ヘルツェゴビナの沖合でステーション艦任務に従事している。 アメリカは人名が名付けられなかった最後のアメリカ空母であり、1946年のクロスロード作戦後に初めて標的艦として用いられた大型空母でもある。アメリカは2005年、4週間のテストが行われた後、記念艦として保存するよう要求する元乗組員達の抗議にもかかわらずハッテラス岬沖で海没処分された。アメリカは海没処分された史上最大の艦であった。