以前は Missile Moyenne Portée(MMP、「中距離ミサイル」の意)と呼ばれていたアケロンMP(Akeron MP、Moyenne Portée[中距離])は、フランスのネットワーク化可能な第5世代対戦車ミサイルシステム。撃ちっ放しと指令誘導の両方の運用モードを備え、さらに見通し外運用のために発射地点以外の場所からの標的指定による能力も有している 。 MBDAフランスが開発したアケロンMPは2017年からフランス軍に配備され、ミランおよびアメリカ合衆国製のFGM-148 ジャベリンを置き換えている。歩兵携行()および戦闘車両に搭載して5 kmの距離から発射できるように設計されている。 同じ系列で航空機発射の長射程タイプであるアケロンLP(Akeron Longue Portée)も開発されている。このタイプは新しく配備されるユーロコプター ティーガーMkIIIへの搭載が意図されている。