FP-45は、1942年にアメリカのゼネラルモーターズ社(GM)で設計された拳銃である。リベレーター(Liberator、解放者)やウールワース・ガン(Woolworth Gun, ウールワースは安売雑貨店の名)の通称で知られる。 ヨーロッパ各国の対独抵抗運動への支援を目的に設計された単発銃だが、各戦線の指揮官が投下に難色を示したこともあり、当初予定されたほど大量に用いられることはなかった。その後は秘密活動部局である戦略諜報局(OSS)によって運用され、主ににて投下されたとも言われている。 3ヶ月ほどの間に100万丁を超える大量生産が行われ、平均すると7.5秒ほどの間隔で1丁がラインオフした計算になる。このことから、「装填から発射までよりも短い時間で製造された唯一の拳銃」などとも評された。