南朝公卿補任(なんちょうくぎょうぶにん)は、南北朝時代における南朝方公卿の官位を記した職員録とされる書物。言わば『公卿補任』の南朝版としての体裁を採っているものの、偽書の可能性が早くから指摘されており、今日史料として使用されることはほとんどない。南朝補任・吉野朝公卿補任(よしのちょう―)とも。