ファテープル・シークリー(英語:Fatehpur Sikri、ウルドゥー語:فتحپور سیکری、ヒンディー語:फ़तेहपुर सीकरी)は、インドのウッタル・プラデーシュ州アーグラ約40km西に位置する、ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって建設された都市。当時アクバルは跡継ぎに恵まれなかったが、この地に住むイスラーム教の聖者サリーム・チシュティー(en)を訪ね、世継ぎの問題について相談したところ、息子を授かるだろうとの予言を授けられた。そのおかげで王子サリーム(のちのジャハーンギール)が誕生し、記念としてここに新たな都を造り、アーグラから遷都した。しかし、慢性的な水不足と猛暑のため、わずか14年間(1574年~1588年)しか使用されず廃墟となった。遺跡群は1986年、UNESCOの世界遺産に登録された。
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