ヒップホップは、DJ Kool Hercというジャマイカ系アメリカ人の若者が1973年にニューヨークのブロンクスで、ブロック・パーティーを開いたときに生まれたと言われている。彼は2枚のレコードを並べ、ドラムブレイクの部分を繋げ続げる手法を編み出し、その手法を元にヒップホップは文化として40年以上成長し続けてきた。そのため、レゲエとは兄弟分と言われてる。 80年代には、ヒップホップには三大要素があると言われていた。DJ、ブレイクダンス、グラフィティがその構成要素である。現在ではミュージシャンとしてのMCを加えた四大要素と言われている。ヒップはかっこいい、とんでいる、ホップは跳躍するなどの意味がある。ライターのスティーヴ・ヘイガーは、アフリカ・バンバータの、ラップ音楽やブレイクダンス、グラフィティ・アートを含めた黒人文化をヒップホップとした発言は、ヴィレッジ・ボイスで最初に活字になったものであると主張している。