ニュー・メタル (Nu Metal) は、ヘヴィメタルの中に含まれる音楽ジャンルの一つで、オルタナティヴ・メタルのサブジャンルである。1990年代中期に興った。グランジやオルタナティヴ・ロックの影響と1990年代初期のヒップホップや電子音楽、伝統的なヘヴィメタル(特にスラッシュメタル)の影響が融合している。商業的に盛んであったのは1990年代後期から2000年代初期である。 日本では、とりわけこのジャンルのことを「モダン・ヘヴィネス」や「ラウド・ロック」と呼称することで、旧来のヘヴィメタルとは違うことを強調したマーケティングが行われた。特にメタル嫌いで知られた「rockin'on」が、上記の呼称でニュー・メタルを取り上げたことは旧来のメタルファンから大きな反発を呼んだ。 2010年代以降はオブ・マイス・アンド・メンやエミュアなど、ニュー・メタル回帰的な音楽性を持つアーティストが続々と登場し、いわゆるニュー・メタル・リバイバルという流れが現在まで継続している。特にメタルコアにニュー・メタルのサウンドを取り入れたものはニュー・メタルコア(Nu metalcore)と呼ばれている。