チカマウガ戦争(チカマウガせんそう、英: Chickamauga Wars、1776年 - 1794年)は、アメリカ独立戦争に併行して、チェロキー族の指導者に率いられたインディアン達が、イギリスのアメリカ植民地からやってくる開拓者の侵略に対抗して、その土地を守るために続けられた一連の闘争である。戦争の地域は、バージニア植民地からジョージア植民地にかけてのアメリカ合衆国南部と、当時の考え方では西部であったケンタッキーやテネシーにまで拡がった。チカマウガという名前は、アメリカ植民地の人々がドラッギング・カヌーとその追随者のことをそう呼んでいたことによっており、チカマウガという人や部族がいたわけではない。ドラッギング・カヌーは多くのインディアン部族の力を結集したが、その時々の状況に応じて、イギリス、フランス、あるいはスペインの支援を受けた。 当時のチェロキー族は大きな勢力を誇り、その住んでいる地域により大きく分けて4つの集団が存在した。アッパー・チェロキーまたはオーバーヒル・チェロキー、ローワー・チェロキー、ヒル・チェロキーおよびバレー・チェロキーであった。チカマウガ・チェロキーはこれらの集団とは別に行動した。