イン・メディアス・レス(ラテン語:in medias res or medias in res、「物事の中途へ」の意味)とは、物語を最初から語る(アブ・オーウォー Ab ovo「卵から」またはアブ・イニティオーab initio「開始から」)代わりに、中途から語りだす文学・芸術技法のこと。登場人物・舞台設定・葛藤は一連のフラッシュバックもしくは過去の事件に関係する登場人物を通して紹介されることが多い。おそらく起源は口承で、叙事詩では慣例だった。ホメーロスの『オデュッセイア』、『イーリアス』に使われている他、ポルトガル文学では『ウズ・ルジアダス』、ドイツ文学では『ニーベルンゲンの歌』、インド文学では『マハーバーラタ』、フィンランド文学では『カレワラ』が「イン・メディアス・レス」で始まる。ウェルギリウスの『アエネイス』はホメーロスを模倣したもので、トルクァート・タッソの『解放されたエルサレム』、ジョン・ミルトンの『失楽園』、ダンテの『神曲』地獄篇がそれに続く。

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  • イン・メディアス・レス(ラテン語:in medias res or medias in res、「物事の中途へ」の意味)とは、物語を最初から語る(アブ・オーウォー Ab ovo「卵から」またはアブ・イニティオーab initio「開始から」)代わりに、中途から語りだす文学・芸術技法のこと。登場人物・舞台設定・葛藤は一連のフラッシュバックもしくは過去の事件に関係する登場人物を通して紹介されることが多い。おそらく起源は口承で、叙事詩では慣例だった。ホメーロスの『オデュッセイア』、『イーリアス』に使われている他、ポルトガル文学では『ウズ・ルジアダス』、ドイツ文学では『ニーベルンゲンの歌』、インド文学では『マハーバーラタ』、フィンランド文学では『カレワラ』が「イン・メディアス・レス」で始まる。ウェルギリウスの『アエネイス』はホメーロスを模倣したもので、トルクァート・タッソの『解放されたエルサレム』、ジョン・ミルトンの『失楽園』、ダンテの『神曲』地獄篇がそれに続く。 (ja)
  • イン・メディアス・レス(ラテン語:in medias res or medias in res、「物事の中途へ」の意味)とは、物語を最初から語る(アブ・オーウォー Ab ovo「卵から」またはアブ・イニティオーab initio「開始から」)代わりに、中途から語りだす文学・芸術技法のこと。登場人物・舞台設定・葛藤は一連のフラッシュバックもしくは過去の事件に関係する登場人物を通して紹介されることが多い。おそらく起源は口承で、叙事詩では慣例だった。ホメーロスの『オデュッセイア』、『イーリアス』に使われている他、ポルトガル文学では『ウズ・ルジアダス』、ドイツ文学では『ニーベルンゲンの歌』、インド文学では『マハーバーラタ』、フィンランド文学では『カレワラ』が「イン・メディアス・レス」で始まる。ウェルギリウスの『アエネイス』はホメーロスを模倣したもので、トルクァート・タッソの『解放されたエルサレム』、ジョン・ミルトンの『失楽園』、ダンテの『神曲』地獄篇がそれに続く。 (ja)
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