『風俗三十二相』(ふうぞくさんじゅうにそう)は、月岡芳年が1888年(明治21年)、数え50歳の時に発表した浮世絵の連作。大判32枚、目録共33枚揃の美人画錦絵である。江戸後期寛政年間から明治時代にかけての様々な年代・年齢・階層の女性を描き、芳年美人画中の傑作・代表作と評価されている。版元は日本橋馬喰町の島鮮堂綱島亀吉。