『雲林院』(うんりんいん)は、能楽作品のひとつ。世阿弥自筆能本が現存し、南北朝時代に制作された『雲林院』と、その作品の主に後半をまったく異なる展開に改作した『雲林院』がある。現行曲として五流に上演されているのは改作された『雲林院』であり、本項目でもそちらについて述べる。