関 索(かん さく、繁体字: 關索; 簡体字: 关索)は、『花関索伝』『三国志演義』等に登場する架空の人物。関羽と胡金定の子。民間伝承では字は維之。 架空の人物ながら、南蛮征伐の行進路には、関索が馬に水を飲ませた池や、行軍中に槍を挿した岩等、関索に由来のある場所が複数記録されている。現在の雲南省や貴州省の辺りに関索嶺、関索城、関索鎮、関索挿鎗巌、関將軍廟、石槽関、馬飲池、馬跑泉など、荊州江夏郡付近の伝承に花関橋、霊泉洞、黒石寨など。 京劇などでは、関索が人気を博している。小説『水滸伝』の登場人物である楊雄のあだ名は「病関索」(ここでの病とは「黄色い顔をした」という意味)であり、宋・元の史書での盗賊・軍人にも「関索」のあだ名が多くみられる。