銃火器の物理学(じゅうかきのぶつりがく)について、動力学的視点に立つと、現代の武器の大半を占める銃火器とは、標的に最大限の破壊的エネルギーを射手に最小限のエネルギーを伝達する機構である。しかし、標的に伝達する運動量は、射手のリコイルによる運動量を上回ることはできない。弾丸に伝わる運動量と、射手側に伝わる運動量は常に等しいためである。