『銀の弾丸』(ぎんのだんかん)は、山田正紀による短編SF小説。『小説現代』1977年4月号に掲載された。2017年に新装版単行本に収録された。 日本における、最初期のクトゥルフ神話作品で、最初または2番目と諸説あるが、復刻版たる創土社版の公式見解(単行本裏の紹介文)では「和製クトゥルー小説の2作目にあたり、短編としては日本初の作品となる」としている。日本での先駆けであることについては、作者は創土社版後書きにて、執筆時は全く意識していなかったと語っている。 能と軍事宇宙開発を題材に盛り込んでいる。本作品によって、本邦のクトゥルフ神話は、最初から異色で誕生した。神と悪魔をテーマにするも、どちらが神で悪魔なのかという領域にも踏み込んでいる。 東雅夫は『クトゥルー神話事典』にて、「日本SF界の先陣を切って、クトゥルー神話に挑戦した作者の、"クトゥルー・ハードボイルド"とでもいうべき異色作。結末には、あっと驚く大ドンデン返しの新解釈が待ちかまえている」、「旧支配者=悪、人類=善という神話大系の大原則に敢然と疑義を呈した、いかにも『神狩り』の作者らしい才気あふれる作品」と解説している。東はまた『神狩り』シリーズを、「"神"の観念をめぐり大胆なSF的思考実験を展開、高い評価を得た」と解説している。

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  • 『銀の弾丸』(ぎんのだんかん)は、山田正紀による短編SF小説。『小説現代』1977年4月号に掲載された。2017年に新装版単行本に収録された。 日本における、最初期のクトゥルフ神話作品で、最初または2番目と諸説あるが、復刻版たる創土社版の公式見解(単行本裏の紹介文)では「和製クトゥルー小説の2作目にあたり、短編としては日本初の作品となる」としている。日本での先駆けであることについては、作者は創土社版後書きにて、執筆時は全く意識していなかったと語っている。 能と軍事宇宙開発を題材に盛り込んでいる。本作品によって、本邦のクトゥルフ神話は、最初から異色で誕生した。神と悪魔をテーマにするも、どちらが神で悪魔なのかという領域にも踏み込んでいる。 東雅夫は『クトゥルー神話事典』にて、「日本SF界の先陣を切って、クトゥルー神話に挑戦した作者の、"クトゥルー・ハードボイルド"とでもいうべき異色作。結末には、あっと驚く大ドンデン返しの新解釈が待ちかまえている」、「旧支配者=悪、人類=善という神話大系の大原則に敢然と疑義を呈した、いかにも『神狩り』の作者らしい才気あふれる作品」と解説している。東はまた『神狩り』シリーズを、「"神"の観念をめぐり大胆なSF的思考実験を展開、高い評価を得た」と解説している。 により『クトゥルフ伝説』のタイトルで漫画化されており、『リイドコミック』1984年3月19日号に掲載された。漫画版は再録や単行本収録はされておらず幻の作品となっている。 (ja)
  • 『銀の弾丸』(ぎんのだんかん)は、山田正紀による短編SF小説。『小説現代』1977年4月号に掲載された。2017年に新装版単行本に収録された。 日本における、最初期のクトゥルフ神話作品で、最初または2番目と諸説あるが、復刻版たる創土社版の公式見解(単行本裏の紹介文)では「和製クトゥルー小説の2作目にあたり、短編としては日本初の作品となる」としている。日本での先駆けであることについては、作者は創土社版後書きにて、執筆時は全く意識していなかったと語っている。 能と軍事宇宙開発を題材に盛り込んでいる。本作品によって、本邦のクトゥルフ神話は、最初から異色で誕生した。神と悪魔をテーマにするも、どちらが神で悪魔なのかという領域にも踏み込んでいる。 東雅夫は『クトゥルー神話事典』にて、「日本SF界の先陣を切って、クトゥルー神話に挑戦した作者の、"クトゥルー・ハードボイルド"とでもいうべき異色作。結末には、あっと驚く大ドンデン返しの新解釈が待ちかまえている」、「旧支配者=悪、人類=善という神話大系の大原則に敢然と疑義を呈した、いかにも『神狩り』の作者らしい才気あふれる作品」と解説している。東はまた『神狩り』シリーズを、「"神"の観念をめぐり大胆なSF的思考実験を展開、高い評価を得た」と解説している。 により『クトゥルフ伝説』のタイトルで漫画化されており、『リイドコミック』1984年3月19日号に掲載された。漫画版は再録や単行本収録はされておらず幻の作品となっている。 (ja)
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  • 『銀の弾丸』(ぎんのだんかん)は、山田正紀による短編SF小説。『小説現代』1977年4月号に掲載された。2017年に新装版単行本に収録された。 日本における、最初期のクトゥルフ神話作品で、最初または2番目と諸説あるが、復刻版たる創土社版の公式見解(単行本裏の紹介文)では「和製クトゥルー小説の2作目にあたり、短編としては日本初の作品となる」としている。日本での先駆けであることについては、作者は創土社版後書きにて、執筆時は全く意識していなかったと語っている。 能と軍事宇宙開発を題材に盛り込んでいる。本作品によって、本邦のクトゥルフ神話は、最初から異色で誕生した。神と悪魔をテーマにするも、どちらが神で悪魔なのかという領域にも踏み込んでいる。 東雅夫は『クトゥルー神話事典』にて、「日本SF界の先陣を切って、クトゥルー神話に挑戦した作者の、"クトゥルー・ハードボイルド"とでもいうべき異色作。結末には、あっと驚く大ドンデン返しの新解釈が待ちかまえている」、「旧支配者=悪、人類=善という神話大系の大原則に敢然と疑義を呈した、いかにも『神狩り』の作者らしい才気あふれる作品」と解説している。東はまた『神狩り』シリーズを、「"神"の観念をめぐり大胆なSF的思考実験を展開、高い評価を得た」と解説している。 (ja)
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