量子カスケードレーザー(りょうしカスケードレーザー、英: Quantum cascade laser, QCL)は遠赤外線を発する半導体レーザーである。1994年にベル研究所のJerome Faist、、Deborah Sivco、Carlo Sirtori、Albert Hutchinson、アルフレッド・チョーにより実証された。 典型的な半導体レーザーではバルク材料のバンドギャップを横切って電子・正孔対が再結合することにより光子が放出されるが、QCLはユニポーラであり、ヘテロ接合を繰り返すことによって形成される多重量子井戸内のを発光原理とする。このアイデアは1971年に提案された。