遅延送出システム(ちえんそうしゅつシステム)とは、放送においては番組などを時間遅れで送出するシステム全般を示す。北米では時差を解消するため、日本では予定時間内にスポーツの試合を放送するために活用されてきた。他に数秒間~10分程度遅らせながら生放送を擬似的に行う技術が用いられている。以下は主に生放送における放送事故を防止するために、映像や音声を一度、記憶媒体等に取り込み、短時間遅らせて送出する装置(システム)について述べる。